98年7月5日(日)ファミリーミュージックコンサート

photos: M.Kobayashi

 「ファミリー・ミュージック・コンサート」は、「ファミリー・ミュージック・アソシエイション」という団体の主催で毎年老若男女を問わず音楽好きなアマチュア演奏家が20数組出演して、新宿「セブン・シティ・ホール」で開催されるイベントです。

 ジャンルは多種多様、八弦琴アンサンブルや、ハーモニカアンサンブル、マリンバアンサンブル、親子家族内オーケストラ、全員歯科医のビッグバンド、全員白衣と診察着の病院内バンド(!!)などなど。 その中で、キワヤ商会の岡本社長からの御紹介でわれわれウクレレアフタヌーン、なんと「特別ゲスト」扱いで出演しました。

 指揮/進行MC担当として初代リーダーであった望月を迎え、それぞれ思い思いのアロハを身に纏ったカラフルな総勢21名でのステージ。 まずは「ツイスト&シャウト」で元気よくスタートです。 今回「ステージ」というもの初体験のメンバーが半数以上はいたと思いますが、まず最初にココで思い切って大声を出したおかげかその後はとてもリラックスしてまとまりの良い演奏ができたと思います。

 2曲目、アンサンブルの「テキーラ」では前列メンバーものりのり(たとえ手許があやうくても、見た目だけはとにかく余裕かますように。鉄則です)、客席からは手拍子も! でもこの手拍子、ついつられてリズムが乱れそうになるので、カッティング担当者としてはちょっとつらい。 みんなもリズムが持って行かれないか心配。 こういう場合、頑張って自分から出てくるリズムに集中するしかありません。

 3曲目は「お客さんもよく知っている、希望者は一緒にウクレレ弾きながら歌えるような曲を」という主催者側の要望により、選んだのは「君といつまでも」! やっぱウクレレっつったら夏だ!ハワイだ!若大将!だよな、なんてパブリックイメージを360度逆手にとった(つまりそのまんま)この曲では他バンドの渋いおじさまやイベントスタッフなどが参加してくださいました。

 そしてラストはアンサンブルの「Everybody Needs Somebody」。 第一期アフタヌーンではいつもラストの定番だったソウルフルなナンバーで締めくくりました。 初めての舞台デビュー、演奏力はまだまだですが大変御好評頂いたようなので胸をなでおろしました。 みんなすごい。 ほんとによくやったよ。 バンザーイ。 また頑張ろう。

 

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98年8月7日(金)ペティブ−カ ライブに乱入!!

photos: M.Kobayashi & PAT

 下北沢Queにて行われた「ペティーブーカの青い体験」CD発売記念ライブに、ウクレレアフタヌーンが乱入!! ライブ中盤、お二人のウクレレと一緒に「パイナップル・プリンセス」を演奏するというモノ。 まさに降ってわいたようなお話、棚からボタモチ、みたい。 かねてから大ファンのメンバーは狂喜して臨みました。

 4時半あたりから始まったリハーサル。 なにせ使用コードは4つだけ、7月の練習でもこりゃラクショーと余裕でした。 が...当日突然の間奏ソロパート要請が! 受けて立ったパットさん、素敵です。 この時点で8人程の参加者が、ライブの時点においては大増殖。

 そのライブがたいへん楽しかった!! 観て聴いて、ペティちゃんブーカちゃんのカワイさが十二分に堪能でき、バンドのザ・トコナッツの渋さが光る演奏も聞きものです。CDにはないフレッシュな味わいを余すことなく体験できました〜。 そんな幸せなキモチのまま演奏に加わったものですから、ほとんどのメンバーがにわかに躁状態となり、ステージに上がった20人のウクレレ弾きからは、「でへへへへぇっ」ってな多幸感みなぎるオーラが客席に振りまかれていたことでしょう。

 頭から最後まで楽しいライブに、参加もする。 なかなかできない経験です。 ぜひまたウクレレの合縁奇縁で思いがけない経験をしてみたいものですね。 それは多分継続は力なりってヤツなので、集会にはたまには行ってみるもんです(押し売り)

まさかのゲスト、テレサ・ブライト! 

       

 

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98年8月16日(日)夏だ! 海だ! 若大将!

photos: MIOX

 お盆休み最後の日にお贈りする一大イベント「夏だ!海だ!若大将!」

 海水浴のカップル、家族連れに、偉大なる海男・加山雄三の曲をメドレーでお送りしちゃおうという企画。 この日はなんとアフタヌーン新宿での発足以来の大晴天!! なんとも絶好の海水浴日和である(でも泳ぐ暇なかったなあ..トホホ)。

 鎌倉より江ノ島電鉄に乗って長谷駅で下車。 歩いて由比が浜へ12時頃に到着してみたら、わはは。 いるわいるわ。 芋の子を洗うような人出である。 取りあえず我々10名は適当な場所を確保して練習開始。 しかししかし、風がすごおおい。 となれば当然、波もたかあああい。 風と波の音と、ウクレレの心和む響演を目論んでいたのにいい。 これぢゃ自分たちの音すら聞こえないぢゃないか。 風はびゅんびゅん吹き荒れ、海の波しぶきと砂と一緒にばしばし飛んでくる。 足下に押さえてるコード表がずんずん埋もれてゆく。 せっかくこの日のために用意した曲は「君といつまでも」「お嫁においで」「夕陽は赤く」「蒼い星屑」の4曲もあるのにいい。 あっという間に辛抱たまらん我々は最寄りの海の家「めぐみ」に避難した。

 焼きソバと豚汁定食を食べながら、作戦変更会議。 もうこうなったら歌詞/コード表を見なくても弾けるように一曲だけでも覚えてやるしかない。 幸わいなことに、ここ「めぐみ」のオバチャンはエセル中田と知り合いで大橋節夫のファンであるなど、ウクレレ奏者には深い理解を示しておられる。 食後のテープルでオバチャンを前に「君といつまでも」を練習。 よっしゃ! それではいよいよ、砂浜に寝そべる行楽客に波打ち際からおりする「君といつまでも」でゲリラライブ開始! 

 突然のウクレレゲリラ襲来に、顔に載せた文庫本をチラとずらして覗き見て呆れる美女、「おお!若大将だ!幸せだなー!」と大喜びのサーファー、微笑むアメリカ人一家、女の子2人組へのナンパ中断を余儀なくされる男、逃げるカップル、なんと悲喜こもごものそれぞれの人生背景よ。 一曲お届けしたら20〜30m移動して、また新しい人たちの前でやる。全然反応がなかった演奏、遠く20m先からも拍手喝采を頂いた演奏。 全部で8回くらいやったかな。 

 休憩に入ったテラス付きampmではバイトの店員にせがまれてまた演奏。 ところがこのampm、われわれが立ち寄る直前までTBSが取材撮影に来ていたことが後に判明。 せっかく全国区に我々の勇姿がオンエアーされるチャンスだったのにー! どうして浜辺へ取材に来ないんだ、TBS。

 

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98年9月15日(火)例大祭VSアフタヌーン

photos: MIOX

 この日の日本は、全国的に例大祭ってやつだったのね。 久々に路上ライブをやろうかと思って昼の1時に渋谷へ着いてみれば、プライム玄関口では大太鼓隊が勇ましく祭りビートを連打しており、道玄坂ではカオスおみこし隊が四方八方から迫り繰る、車の荷台のお囃子サウンドシステムが通りを流してるんですから。

 こんなところでウクレレを弾いててもぬかに釘、のれんに腕押しってぇくらいなものでして、これはもう大敗です。 勝負にもなりません。 わたしまけましたわ(回文)。

ヤこんなはずでは...呆然自失のウクレレアフタヌーン

 

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98年9月27日(日)原宿ビブレ店頭ライブ

photos: M.Kobayashi     

 いつでも雨とは仲良しのウクレレアフタヌーン。 まともな天気だったのは、リーダーの参加しなかったペティブーカ共演の時だけだってぇ噂が。 クイズ・雨男は、誰〜?!(竹中直人調)って、俺だったのかー!!

 しかし雨ニモ負ケズ、島村楽器が開催している「ミュージック・バザール」というセールスイベントの販売促進店頭ライブで、表参道ウクレレボーイズ ウクレレアフタヌーン、原宿ビブレに登場です! 今回は総勢16名でお贈りした表参道ウクレレボーイズ ウクレレアフタヌーン、午後12時、2時、4時、6時の4回、それぞれ20〜30分のステージを繰り広げました。

 曲はまずおなじみ「ツイスト&シャウト」で通りすがりの外人さんたちをシャウトに巻き込んでの派手なオープニンング!間髪入れず「テキーラ!」で踊らせます。 常に雨にたたられる我々の数奇な運命にぴったりな、バート・バカラックの「雨にぬれても」、ハワイアンの曲が少ない...とお嘆きの輩も、きっと御満足の隠れた名曲「ワイカプ」、この曲でアイドルデビューを目指せ!女性ボーカルの「パイナップル・プリンセス」、ラストはやっぱり定番の「Everybody Needs Somebody」で、エンディングも大見栄きってきってきりまくらなきゃぁね、「やったぜ」っていう充足感が違うものだよ。

 2時以降でかなり人通りが激しくなってくる中、突然のウクレレ集団に一瞬目を丸くして、次には微笑んだり、吹き出したり、歓声をあげたり、さまざまな反応を示しながらも通り過ぎていってしまった大多数の人達と演奏中に目があうのはとても可笑しいものでした。 わざわざ立ち止まって見続けてくださった方達は、もちろん感謝感謝であります。

 

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98年10月17日(土)モスバ−ガ−クリスマスソングに応募 

 

 モスバーガーが募集しているクリスマスキャンペーンソングに応募しちゃおう! そう思い立ったのがビブレライブのすぐあと。 しかし締めきりは10月20日、もうあとわずかしかないよぉ! と、なんとか2週間で曲を作り上げて11日の練習会で お披露目致したのでした。 それが作詞:織田島/宮島/ユダ、作曲:かんさんによるウクレレアフタヌーン史上初のオリジナルソング「ウクレレ・ホーリー・ナイト」!!

 早くも名曲との呼び声高いこの曲の、応募用レコーディングに突入です。 録音は、当HPでもおなじみ遠藤賢司保存会副会長、みみさん夫妻が御自宅で経営している「CRスタジオ」にて。 実は普通のマンションのダイニングなのですが、歌手の卵とかが本番レコーディング前のレッスンとしても使用したりする、本格的な機材を揃えた立派なスタジオです。

 まずはウクレレ担当の織田島、MIOX、パット、かんさんは西荻窪に集合。 モスじゃない某ファーストフード店内にて若干のアレンジ変更を、こっそりウクレレ弾きながら打ち合わせ。 一方ボーカル担当のユダ、ゆうちゃんは、カブちゃん家に集合。 お菓子食べて、お菓子食べて、練習して、お菓子食べて、練習、お菓子、お菓子、練習に励んでおりました。

 いよいよ6時にウクレレ隊がスタジオ入り。 普段のパート分けと同じ構成で、コード→Aパート→Bパートと次々重ね録りをしていきます。 がぁ..なにせレコーディングなんて初体験の面々、なかなか4人全員でカッチリと通すことが出来ません。 ヘッドホンから聞こえるクリック音に合わせて弾こうにも、どうもリズムが揺れ揺れ。 たっぷり時間をかけられるなら100%満足のいくテイクが録れるまで何十回何百回でもやるんだけれど、そういう訳にもいきません。 まぁ完璧を目指すより、アフタヌーンらしいヘタウマさを残し、ノリさえよければオッケーじゃん!と、進んでいきます。 それでも最初のコード録りだけでもう1時間もかかったーっ!!

 エンディングは鐘の音を模したフレーズ(ドソラミ)の繰り返しでフェイドアウト、というアレンジに変更。 ようやくオケの大半が上がりました。 ここでパットさん、間奏部分は やっぱソロを取ってもらわないことには溜飲が下がりません。 クリスマスの世界から一転「ブルーハワイ」を彷佛とさせる熱い(暑い)ソロを決めてくれました

 さて応募用にはここまでで あとは歌を入れればヨイのですが、折角なのでインストバージョンも作れるように今度はMIOX氏のソロでメロディー弾きを。ここで是非ともお馴染みのバンジョウクレレが元気に鳴り響いてほしかった...残念。 氏が20年前に1200円( !! 昔はこんな値段で買えたんだねぇ..)で購入したファースト・ウクが蘇ります。

 やぁっとオケが完成した8時半、すぐ近所に待機していたボーカル3人娘の登場です。 まずはぶっつけで通し。 むぅ..。 うなるものがある。 

 3人一緒の声がミックスされたのをヘッドホンで聞きながら歌うので、自分の歌声がどれなのかを失ってしまい音程が揺れ揺れ。 急遽かんさんのキーボードでカラオケ教室のごとく歌のレッスン開始。 さらにはカラオケのごときガイドメロディーも入れたおかげで、だんだんいい歌声になってきました。 「ホラ、ホラ、ホラ..」からの転調部分のみ、ゆうちゃんの独擅場。 清い歌声には感動です。 どうにかOKテイクが録れたときにはもう10時を廻っていました。 いやーもう長いことお疲れさまでした。

 完成作品はこのHPで流すわけにはチョットいかないもので。 もし万が一グランプリを頂いてCDプレスしてもらえれば儲けもの。 ボツになっても、なかなかイイ出来なので是非とも自費ででも世に出さなくては、と考えています。

 

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photos: PAT

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