98年11月2日(月)久住昌之ライブに飛び入り

photos: M.Kobayashi

 漫画家・久住昌之さんと言えば、デビュー作「かっこいいスキヤキ」(泉昌之=久住昌之+泉晴紀)が遂に文庫本化、「マンガの鬼AX」に連載中の「中学生日記」(QBB=クスミ・ブラザーズ・ボンバーズ)が単行本化(11/15)ということで、その発売記念ライブが原宿のライブハウス「クロコダイル」で行われました。 久住さん、10年以上前からも「モダンヒップス」というバンドで音楽活動をされていたわけでして、今もボーカルのワカさんとは様々なユニットを組んでライブをやってらっしゃいます。

 そこへわれわれウクレレアフタヌーン、突如飛入り参加と相成りました。 アコースティックデュオ「Q&W」(=クエスチョン・ワカンナイ)の途中で、何食わぬ顔でライブを楽しんでいた僕達が突然ウクレレを一緒に弾き始めるという仕掛け。 

 ライブ第一部の「Q&W」は「ワン・モア・ミス・トーン」「俺の好きな食い物」などの名曲で大いに喜ばせて頂き、モスバーガー応募曲(僕らと対抗!)「クリスマス to クリスマス」では「こりゃズルイよ..」と感心させられているうちに、いよいよ出番です。 ステージ上では久住さん、ワカさんの他に、華やかな「ウクレレ・ストロッカーズ」のお二人(なんか見たことある..)がウクレレを構えました。 その途端、客席のあちこちからも僕ら10名がポロロロ〜ン。 「おや..客席からも..? ウクレレが」と不思議がるMC。 

 曲は「二人乗り」「おにぎり持って」。 突然のサラウンドウクレレに100余名のお客さんもビックリ。 そのうち弾きながら客席を徘徊し始めて、お客さんの背後にも突然襲来しちゃったりして。 ウケて良かった。

 続く第二部、エレクトリック仕様の「スキヤキ・ロックス」までの休憩時間中に、今度はステージで演奏させてもらいました。 曲は「テキーラ」「雨にぬれても」「Everybody Needs Somebody」。

 「雨にぬれても」では曲のサイズを間違え、まだ半分しか演奏してないのにいきなりエンディングに持って行くという、リーダー自ら大失態!! ううぅっ...。 でもお客さんは誰も気付かなかったようだ。 「よかったよー。特に『雨にぬれても』」と久住さん。 あーウケて良かった。

 

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98年11月29日(日)原宿ビブレ店頭クリスマスライブ

photos: M.Kobayashi

 9月の演奏で御好評頂いたおかげで、またしても原宿表参道ビブレ店頭にてミニライブ開催! 

 今回はクリスマスセールに合わせたイベントということで、レパートリーも総入れ替え、衣装もお揃いの黒のタートル+思い思いのパーティー扮装で登場です。ツリーのペンダント、銀ラメ帽子なんてのは可愛いもので、電飾巻き付け、アフロヘア、司会/指揮担当の望月に至っては極悪サンタってな感じで、演奏始める前から何事かと目を引くには充分すぎる集団。 ギャラリーがなんと歩道いっぱいに埋まってしまいました。

 今回も12時/2時/4時/5時半の4回ステージで、内容は全て同じ。 もちろんクリスマス 特集ですが、そこは一筋縄ではいかないウクレレアフタヌーン。 意地でもフツーの営業用アレンジはしません。 アフタヌーンならではの暑い「エキゾチック」なクリスマスソングの数々をお送りしました。

 まずスタートは景気付けにいつもの「ツイスト&シャウト」。 続いて大袈裟なイントロから一転、シブヤ系のナウなヤングのハートにアタックするソウルフルなアレンジの「ジングルベル」でのりのり。 「サンタが街にやってくる」ではジャジーなスカでジャマイカへやってきます。 お馴染みのラテンナンバー「テキーラ」はコーラス前半に「赤鼻のトナカイ」のフレーズを載せた「トナカイテキーラ」、かけ声も「テキーラ!」のかわりに「トナカイ!」「アカバーナ!」で笑いを誘います。 オリジナル曲「ウクレレ・ホーリーナイト」で、この曲を落とすモスのコンテスト審査員を疑う名曲度をアッピール。 

 問題の「ホワイト・クリスマス」、エキゾチック・サウンドの御大マーティン・デニーの名曲「クワイエット・ヴィレッジ」をベースにした魅惑のアレンジで怪しく迫ります。 おまけにウクレレのフレット部分を上下にこすってギロにするは、ボディにマラカスの砂をつめてシェイクするは、最後はアンプ直結のノイズウクレレでギンギンのハードロックになるという恐怖のエンディングで見る者を(特にウクレレ関係者を)蒼ざめさせました。 ははは。 私達はふざけています。 ははは。

 「きよしこの夜」で美しくなごんで頂いたあと、すぐさまアフロのハチロクとタヒチアンを思わせるカッティングが切り込み、ポリリズム溢れる「きよしこの夜」がリピートします。 最後は「ジングルベル」のリプリーズ。 

 アレンジは過激でも素材はお馴染みのクリスマスソング、特に通行人の外人や子供たちは大喜びで一緒に唄ったり踊ったりしてくれました。 今回だけで終わらせるにはもったいない内容! これ1セットで、来年は営業できるな(自信満々)。

 

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98年12月15日(火)antipasto MISTO 開店3周年パーティー

  

 目黒区駒場のバーantipasto MISTOと言いますと、春にPUA SOUPさん達と下北沢で花見を楽しんでおった折、そちらのグループに呼ばれてウクレレで毎度馬鹿馬鹿しい、ってな一芸を披露して御祝儀にワインを頂いた、という御縁がありました。 そのMISTOさんの開店3周年パーティーにまたまたお呼びがかかったという次第。

 おいしい料理も出すちょっと洒落たお店ではありますが、25人も入れば超満員、ウクレレアフタヌーンが全員集まったら誰が客だか演奏者かってことになっちゃいますんで、選抜メンバー7名によるミニマム編成、別名「小田嶋雅俊とウクレレミッドナイツ(むむむ〜う〜わ〜♪)」による演奏をお送りしました。

photo: N.Shirai

 夜9時と11時から、内容はいずれも先日のビブレライブと同じクリスマス特集。 PAなしの生音が店内によく響いて気持ちイイ。 最初は意表を突かれて黙って聞いていたお客さん、だんだん楽しみながらもガヤガヤし始めて、いかにも酒場の音楽ってな雰囲気に。 奥のカウンターに座った紳士からデカンタがまわってくる。 グラッチェ! 我々も酔いが進んで11時からは、MISTOさんに捧げる「Happy Birthday 」ほかリラックス&ラフ&ヤケクソな演奏を繰り広げました。

 

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98年12月20日(日)日本ウクレレ協会月例会

photos: M.Kobayashi

12月20日(日)  

 日本ウクレレ協会は毎月第3日曜日に月例会を開催していらっしゃいまして、まさに老若男女を問わずウクレレ好きな方々が集ってはハワイアンのみならずジャズやポップスのスタンダードなどを練習したり、先輩方の素晴らしい演奏を楽しめたりする場となっています。 

 今年最後の月例会では、毎度お世話になってます私どもがお呼ばれし、演奏のみならず、オリジナル曲「ウクレレ・ホーリーナイト」の歌唱指導!まで仰せつかってしまいました。

 会員のみなさんに楽譜を配り、展開ごとにコード進行を説明しながらの3分間レッスン。 でもさすがは皆さん百戦錬磨のウクレレプレイヤーですから、すぐに合わせて頂くことができました。

 ここで豪語しておきますが、お年寄りにも子供にも誰にでも憶えやすいメロディー、シンプルでいてストーリーのある歌詞、そして永遠に歌い継がれて行っても良いスタンダード性がなければ、単なる今時な流行歌スタイルじゃあ、クリスマスソングとは呼べません。 モス、絶対おかしいよ(そうだよねワカさん)。

 今回は忘年会を兼ねた月例会ということで、4時間ものあいだ先輩方の熟練した演奏が目白押し。 その中に挟まれて若手も飛入りでやらせて頂くんですが、アフタヌーン唯一の技巧派・パットさんは打ち込みを駆使したバッキング持参、シャンソン曲「ラ・メール」で渋〜いソロを披露してくれました。 

 終盤近くには再びウクレレアフタヌーンで「雨にぬれても」「テキーラ(トナカイバージョン)」「パイナップル・プリンセス(小林先生のスチール カッコいい!)」みなさんも良く御存じのナンバーなだけに、大変盛り上がりました。

 

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1998年12月26日(土)大忘年会!

 

 ウクレレアフタヌーンで年が越せるなんて、いったい何年振りのことやら...(涙・ウソ)。

 池ノ上の居酒屋「魚菜(なな)や」は店内に照明バッチリの(でもPAない)ミニステージ付き、2階はバンドや演劇、フラメンコの方々御用達の貸しスタジオとなっている変わったお店ですが、何よりシルバーの長髪を後ろに束ねた常にハイテンション全開の老店長がこの店の特異な超個性をかもしだしていると言えましょう。 

 そんな、アフタヌーンにピッタリの場所で開催された大忘年会! 普段忙しくてなかなか練習に参加できなかった人、これからメンバーになる人まで含めて30名もの方々にお集まりいただき、熱い暑い宴を繰り広げました。 出席者ひとり一人をステージに呼んでのプレゼント交換、NUA小林さんは秘蔵楽器「ソプラノ・ウクレレ」「ワイキキの浜辺(波の音パーカッション)」をご披露、一芸タイムでは2階で練習していたジャズバンド乱入、しかもなんと特別ゲストであのタイニィ・ティムまでもが登場(生きていた!)と大盛り上がりに盛り上がり! 予定を遥かにオーバーしての終宴は夜12時でした。 そのステージでの実にソウソウたる顔ぶれですが..。

まいたけ

1.星に願いを(パクリバージョン)
誰のパクリかというとハーブオオタさんの演奏で、パクリ度60%と自負しております。

 

PAT

1.KAWIKA の KA(クレーターボーイズ風)
2. Petty Booka メドレー(パイナップルプリンセス,バリバリの浜辺で)
3.夜空ノムコウ(スガシカオ/川村結花)

 

Ikeda

 

1.Maui Chime
2.Close To You (The Carpenters)

 

cobachan

 

1.Hawaiian March (大橋節夫)
2.Crazy G (Sam Kapu Jr.)

 

小田原カウンシル
(織田島+かん)

1.My Ever Changing Moods(The Style Council)
2.くりすます!(トリコ/かん作、「ウクレレ・ホーリーナイト」原曲)
3.青雲(森田公一)

 

ONO

1.男たちのバラード(SHOGUN)

 

小林正巳

1.ナニ・ワイメア
これはハワイ島にある世界一の私有牧場「パーカ・ランチ」の三代目当主サミュエル(ハワイ語でカムエラ)が住む町ワイメアのことを歌っています。 デニス・パヴァオ、レッドワード・カアパナ、ネッドワード・カアパナによるトリオ「フイ・オハナ」の演奏と、それをカバーしたパロロの演奏が比較的有名なほか、1960年代に登場したモダーン・コーラス・グループ「インヴィテイション」のヒットでも知られています。

 

加藤ちたか

1.ジョレ・ジョレ
アニメ「こどものおもちゃ」の挿入曲です。 スタッフの間では「ジョレジョレ」と言われていました。 作詞作曲は桜井弘明(99年4月のTVアニメ「十兵衛ちゃん」と夏公開予定の劇場アニメ「アキハバラ電脳組」の監督)。 その後、アニメの「すごいよ!! マサルさん」で「除霊の歌」となって、鈴木史郎さんが歌っておりました。

 

PUA SOUP

タイニィ・ティム

1.TIP TOE THRU THE TULIPS

 

望月洋介

1.My Blue Heaven〜私の青空(エノケン)

 

2階のジャズバンド

(Jam Session)

 

MIOX

1.Te Quiero, D'jiste
これは私が幼稚園児の頃に母親の持っていたトリオ・ロス・パンチョスのレコードを聞いて覚えた、たぶん生まれて初めて日本語以外で歌えるようになった歌です。オリジナルはメキシコの女性作曲家Maria Greverの1929年の作詞作曲になる甘い甘いラブソングで、98年「誰でもピカソ」というTV番組のウクレレ特集で高木ブー氏がこの曲を歌ってるライブ映像がちらっと出ていました。

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